ハメ撮りVR」、、、メディアのインタビューやSNSとかでも時々語ってますが、情報として整理されてるものがなく、いろいろ誤解もあるようですので、自分なりにまとめてみることにしました。

〜 全ては女優さんと、その先のユーザー様のために始まりました 〜

 VRの撮影は主に完全主観で、女優さんがVRカメラと無口の男優を相手に、一方的に話し、一方的に演技をして、2DのDVD撮影よりも長く、身も心も折れそうになるくらい、女優さんに負担の大きな撮影です。

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(C) 週刊ポスト 2020/1/31号引用

 事実、主観が苦手・長時間撮影がキツイなどの理由でVR出演をNGとする女優さんもいますし、一方的な主観演技ではパフォーマンスがうまく出せない女優さんも多々います。
 昨今ではデビュー間もない女優さんの初VR作品が売れる傾向があり、演技経験がほとんど無いのに、いきなりハードルの高い主観演技をVR撮影で求められるという無茶振りも増えてきています。


 一方でユーザー様からは、VRの同じような展開、同じような構図に飽きたという声もちらほら見受けられるようになってきました。


 高画質化を求めるあまり、カメラが重厚なクレーン式となり、180度どこを見ても綺麗に写るように大掛かりな照明を組むことになり、撮影は大掛かりで制約が多く、監督のアイデアや表現の幅を大きく狭めてしまいました。


そして、一番キツイのは男優さんです。
喋るな、勝手に動くな、息を上げるな、でもチンコだけは勃ち続けろ!…もはや拷問です(笑)


さらには、連日早朝から深夜まで準備に追われて疲弊しているスタッフ達


〜 いったい我々は何を作っているのだろうか? これ、本当にエロいの? 〜


高画質化ばかりを追求し、自ら課してしまった様々な制約をぶっ壊したい!
  • 女優さんがもっと自然に気持ちよく!
  • 監督がもっと自由に表現できるように!
  • 男優さんが主体的にエロく攻められるように!
  • スタッフが疲弊しないよう効率的に!
こうした思いの解決策として生まれたのが、「ハメ撮りVR」でした。

しかし、これまでのクレーン固定式で女優さんが主体的に動くのとは全く異なり、男優さんの頭にカメラを取り付けてハメ撮りするわけですから、、、揺れはスゴイ、息や声もガンガン入る、小型カメラの採用で画質も落ちる、、、企画当初は問題しかなく誰しもが否定的でした、、、

それならばと、不肖VRおじさんこと私が、プライベートでいくつかのカメラを頭につけて知人女性の協力を得て、実際にハメ撮り風のテスト撮影を何度も行い、揺れを軽減できて画質も酷く無い程度の素敵なカメラに出会い、その検証映像が関係者に評価され、撮影のGoサインを勝ち取りました。
(といっても、この時のモデルが知人のガチ素人女性で、リアル ラブホ、地明かりだけの雑でちょっと荒い映像が、とても生々しくてエロいという評価ではありましたが、、、)

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プロトタイプで自ら検証を繰り返すVRおじさん


〜 「ハメ撮りVR」で何が変わったの? 〜

で、「ハメ撮りVR」撮影技法によって一体何が変わったのでしょうか?


・女優さんの負担が減って、より自然な表情に

 男優さんが主体的に動けるようになったので、主観が苦手、演技経験が少ない女優さんでも演技に負担がなく、楽しく自然な表情が引き出せるようになりました。
 さらにエロパートではこれまでと違い、男優さんが主体的に攻めますので、感じてる表情やしぐさもより自然、本当に感じています。
 これまでのVRではできなかったリアルキスや局部舐めもできるようになり、本当に感じています。
 事実、撮影後に女優さんに感想を聞くと、楽しかった、気持ちよかった、以前より全然ラクだった、もっといろいろやってみたい!とありがたいご意見ばかりでした!

これで主観が苦手な女優さんや、デビューしたてで演技経験の少ない女優さんなども不安なくキャスティングできるようになると思います。

嘘でない素の表情をもっともっと引き出したいです!


・監督の表現の幅や自由度が広がった​​

 これまでのVRと言えば、カメラが自由に動けない、部屋移動や外撮りは機材準備に時間がかかるので諦める、思った画角を狙えない、凝ったアングルや狭い場所は時間の都合で難しい、2Dのような自由な撮影ができない、特定の体位しか撮れない、、、制約だらけで、台本を書く時点で表現の幅を制限せざるを得ないので、没個性的な企画ばかりになりがちでした、、、

 しかしそれらの制約を大幅に取り除くことができますので、思いつくままにやりたいことができるだけでなく、これまでできなかった新しい表現や体位、プレイなどが生まれる可能性を秘めています!


・男優さんに優しく、そして自由な攻めを

 これまでのVRと言えばカメラが動けないという理由で、男優さんは没個性でM男に徹して、ひたすら受け身というのが一般でした。

 しかし、これからは男優さんが自由に動いて能動的に主体的に攻められるようになります。
これによって女優さんが本当に感じて興奮している自然な表情やしぐさをとらえられるようになります。

 男優さんにカメラマン的なセンスがあれば、おいしいアングルで都度都度寄ったりして、エロい瞬間をアップで見せつけるなんてことも可能になります。
さらには途中で置きカメに切り替えて、より自由なアングルで撮るなんてことも。

 拷問に近かった男優さんの肉体的負担は大幅に減り、男優さんの真のテクニックが試されます!


・撮影効率アップでスタッフもハッピーに

 連日、早朝から深夜まで撮影や準備に付き合わされ疲弊しているスタッフの皆さんに朗報です!

 ハメ撮りVRの撮影は基本的に男優さんと女優さん任せで、カットも少なく、機材準備の時間も僅かですので、撮影が圧倒的に早いです。

撮影時間を短縮できれば、演者さん、監督、スタッフ全員の負担が減って集中力が高まりますので、より良い作品作りができるようになるかもしれません!




〜 地獄への入り口 〜

 ここまでの話では、良いことづくめで素晴らしいように聞こえるハメ撮りVRですが、新しい技術や手法には、常に難題がつきまといます。


 揺れを大幅に軽減する特殊な技法ですが、わずかな酔いにも弱いタイプの方には受け入れがたいようです。
 そういう方のためにも従来の固定式高画質撮影も並行して進めて行きますのでご安心ください!


 画質については、カメラのバージョンアップで、年内にも大幅に改善される予定ですので、ご期待ください!


 男優さんの声について、、、
ユーザー様から一番不評だったのが、男優さんの会話や声です。
主観で見ているのに第三者の声が聞こえたら気持ち悪いというのはよく分かります、、、
ごもっともなご意見だと思います。
 しかし、従来通り女優さん1人演技で一方的に話したり、演技で表情を作るのは負担ですし、場合によっては不自然です。
 散々悩んだ結果、女優さんの負担を減らし、より自然な素の表情を引き出せるように、あえて男優さんに喋ってもらい、会話の内容と流れが不自然にならないように、男優さんの声を編集で消さずに残しました。

でも、ゴーグルを被ってヘッドホンで聞くと、女優さんと男優さんの声の板挟みで気持ち悪い、会話が盛り上がりすぎてると逆に第三者になったような置いてけぼり感があるというのも事実です。

我々は編集で思い切って男優さんの声だけ消す、演出を変えて多少男優さんの声があっても耳障りにならないよう考える、全く新しい手法をあれこれ試してみるなど、試行錯誤の真っ只中中です!



 従来の固定式の高画質HQ作品に見慣れたユーザー様が従来のHQ作品と単純比較してしまったら、マイナス評価をつけたくなるお気持ちはよく分かります。。。
しかし我々は、画質や揺れといったリスクをとってでも、従来なし得なかった全く新しい表現に挑戦していて、まだその試行錯誤段階であるからこそ、いろいろな失敗やマイナスポイントも見えてしまいます。。。

 ですのでどうか、従来のHQ作品と単純比較してレビューやネットで悪評を書く前に、温かい目で見守って頂けますと幸いでございます。




Netflixの人気ドラマ「全裸監督」でもこんなシーンがありました。

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(C) Netflix 全裸監督

・前貼りを貼って実際にはハメないロボットみたいな演技に業を煮やし、前貼りをとって本当にハメて本当の表情を引き出すシーン…

・自らパンツを脱いで、カメラ片手にハメ撮りを敢行して熱いエロスを引き出すシーン…

それらは、恐らく当時はご法度でクレージーな行動だったと思います。
しかしそれによって、女優さんの最高のパフォーマンスとエロスを引き出し、ユーザー様を満足させて高い評価を得たのだと思います。



〜 全ては女優さんと、その先のユーザー様のために 〜

ただ、それだけでございます!!




ハメ撮りVR初期作品例
5005

週刊ポスト 2020/1/31号
※ アダルトVRの現状特集あり/ kindle版もあり


Netflix 全裸監督


以上












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